【5秒哲学】バナナはおやつに入るのか。

バナナはおやつに入りますか。

バカな友達が先生に質問する。小学校2年生での話だ。小学生のなかでの鉄板ネタ。教室はうっすら笑いに包まれる。先生は答える。入りません。バナナは果物なので。

僕はその時勉強した。バナナは果物なんだ。

 

小学校3年生になる。バナナは果物なので、僕はカバンに大量のバナナを仕込ませて遠足に行く。僕は、バナナが大好きなのだ。しかし、先生はそれを見つけ、バナナを没収した。僕はびっくりした。そして抗議した。去年は、バナナは果物でした、と。しかしバナナは遠足が終わってバスを降りるまで帰ってくることはなかった。

 

そう、この世界の線引きは非常に曖昧なのだ。バナナはおやつにもなるし、果物にもなる。バナナはおやつに入りますか。この言葉は、誰が決めたのかもわからない線引きの上に生きる窮屈なこの世界に向けた皮肉なのである。